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    羽振りのよさ

    私は社会人になってから友人にお金を貸したことがあります。
    その学生のころから友人はベンチャー企業を立ち上げていて、学生の時はすごく羽振りがよく、社会人になってからもしばらくは、その羽振りの良さが続いていました。
    しかし、IT不況が叫ばれだしたときから事業がうまくいかなくなり、いろいろと手を出していたようですが資金繰りが厳しくなってきました。
    そんなときに、彼は私と、共通の友人からお金を借りて資金とし、事業の立て直しを図っていました。
    それからしばらくは特に何もなく、事業も大丈夫かと思っていたのですが、噂で「共通の友人」からさらにお金を借りていると聞きました。
    その友人は大学を奨学金で出ていて、その奨学金の返済があるため、そんなにお金に余裕があるはずがないのに、そこにお金を借りに行っていたということで、真実を彼に問いただしました。
    彼は「借りている」と言い、私はその場で「いくらいる?」と聞きました。

      彼はあっけにとられていましたが、私は彼に友人の状況を考えると、借りるのは間違っていると説明しました。
      私は彼が友人から借りた金額に、さらに必要な金額を上乗せしてお金を貸しました。
      お金を貸すのは「戻ってこなくてもいい」と思わないと貸せません。
      また、そう思わないと貸してはだめです。

      後日、彼はきちんとお金を返してくれました。
      彼は今でもベンチャーの社長をしています。

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